釈千手の日記帳

沖縄旅行、最終日は佐喜眞美術館へ。

ここは戦争と平和について考える小さな美術館です。

一番印象に残ったのはチビチリガマの絵。ここはアメリカ兵に残酷なやり方で殺されるぐらいならみんなで死のうと、集団ヒステリー的にガマ(防空壕)の中でお互いに殺し合ったという悲しい事件が起きたところです。一人の女性が赤ちゃんを片手で抱きしめ、片手で竹やりを持ち米兵に立ち向かおうとする絵が忘れられません。

さて、この美術館の屋上には真っ白な階段があります。段数は6段と23段。そう沖縄戦が終わった日です。そして毎年6月23日にはこの階段の先に夕日が沈むように設計されています。

美術館の後は那覇に戻りました。市場で新鮮な魚をいただき、国際通りで買い物をしました。短いようで長かった沖縄旅行。青い海と青い空、そして平和がいつまでも続いて欲しいと願う旅でもありました。