中庭の藤がきれいに咲きました2011年05月09日 20時38分57秒

昨日は父の七回忌でしたが、ある人から先日亡くなったお父さんの5周年記念祭をやったという話を聞きました。えっ!5周年?と聞き返したら、その方の家は神道を信仰しているとのこと。神道では5周年、10周年、15周年と・・・5年おきに記念祭を開くのだそうです。ある意味わかりやすいですね。

大学で手話を教えている学生が、GWに訪れた観光地のみやげもの屋で、おばさんに「何も買わないなんて罰が当たるよ」と言われたと話しをしていました。えーっ!楽しい旅の気分が台無しですね。たぶんそのおばさんは、どの客にも同様のいやみを言っているのでしょう。でも大丈夫、罰というものはそんなことを言っている人にこそ当たるものでしょうからね。


0509大学中庭の藤


GW中にレンタルDVDで「告白」を観ました。とてもインパクトがある映画でした。その中で、部屋に閉じこもり、お風呂にも入らず、着替えもしない中学生の男の子が出てきます。その子は自分の体が匂うことによって自身の存在を確認していたのです。ある日母親が睡眠薬で息子を寝かせている間に、髪や爪を切り、体をきれいにしました。目が覚めた彼は自分の変化に気が付き大声を出し暴れ出します。他人から見ると信じられないことかもしれませんが、私には何となくわかる気がしました。
人間は間違いなくそこに存在していても、自分が存在しているのか(または、その価値があるのか)ということに自信が持てなかったりするものです。自分の存在を肯定するよりどころは、案外そんなことにあったりするのかも知れませんね。
ちょっと怖い復讐劇ですが、人間の心の深いところまで掘り下げて描写している映画だと思いました。まだご覧になっていない人にはぜひお勧めしたい映画です。