釈千手の日記帳

万歩計を使って地図上を旅するバーチャル東海道の旅。39番目の知立（ちりゅう）宿に到着しました。江戸日本橋から330kmを私は50日かけて歩きましたが、当時は10日で到着したとのこと。昔の人の健脚ぶりには驚かされますね。

知立には、阿野一里塚（珍しく両側の一里塚が残っている国の史跡）や、東下りの在原業平がカキツバタの和歌を詠んだ無量寿寺などみどころがたくさんあります。
ところでここ知立市には昔、池にコイやフナがたくさんいたことから池鯉鮒（ちりふ）または知鯉鮒と表記されていたそうです。池鯉鮒大明神にはこんな伝説が残っています。

「昔、長者の娘が目の病気にかかり片目が見えなくなってしまった。心配した両親が知立神社に熱心にお参りすると、果たして21日目に娘の目が見えるようになった。お礼参りにその神社を訪れると、池にいた鯉がすべて片目になっていた」

神さまが鯉の目を娘に授けてくださったのでしょうが、これって怖い話だと思いませんか？ちょっと背筋が寒くなりました。
さて、私はそんな知鯉鮒宿を発ち、また元気に東海道を歩き始めましたよ。

11月11日（日）　1万6627歩　9.9km　(32)白須賀宿(33)二川宿
11月12日（月）　1万1670歩　7.0km　(34)吉田宿
11月13日（火）　1万3063歩　7.8km　(35)御油宿(36)赤坂宿
11月14日（水）　1万3386歩　8.0km
11月15日（木）　1万2241歩　7.3km　(37)藤川宿

11月16日（金）　1万1831歩　7.0km  (38)岡崎宿
11月17日（土）　1万1721歩　7.0km
11月18日（日）　1万3972歩　8.3km　(39)知鯉鮒宿
11月19日（月）　1万0406歩　6.2km　(40)鳴海宿
11月20日（火）　0万7720歩　4.6km　(41)熱田宿