故ロビン・ウイリアムスを偲んで ― 2014年10月01日 20時26分37秒
先日、アメリカの俳優ロビン・ウイリアムスさんが亡くなっことをニュースで知りました。人間は誰でもいつかこの世を去らなければなりません。しかし、彼の死がうつ病による自殺だと聞いてショックを受けました。
若い人たちの中には、「誰?」と思う人もいるかもしれませんが、私たちの世代を代表するアメリカの映画俳優、コメディアンの一人でした。彼の演じた役は他の役者ではつとまらない、本当に個性的な俳優だったと思います。死後、追悼と感謝の気持ちで、もう一度彼が出ている作品を見直しています。
「聖なる嘘つき」(1999年)
若い人たちの中には、「誰?」と思う人もいるかもしれませんが、私たちの世代を代表するアメリカの映画俳優、コメディアンの一人でした。彼の演じた役は他の役者ではつとまらない、本当に個性的な俳優だったと思います。死後、追悼と感謝の気持ちで、もう一度彼が出ている作品を見直しています。
「聖なる嘘つき」(1999年)
第二次世界大戦時、ポーランドはナチスドイツの支配下にありました。そのゲットー(ユダヤ人居住区)に住むパン職人ジェイコブ。彼ら全員まもなくガス室に送られる運命ですが、それでも彼はみんなを元気づけようと頑張ります。R・ウイリアムスの出演作としてはちょっと異色の作品ではないでしょうか?

「いまを生きる」(1989年)
まるでハリーポッターの舞台になりそうな、全寮制のエリート伝統校に赴任したキーティング先生。伝統とか規律などにとらわれず自分らしく生きることを生徒たちに教えます。教科書を破り、机の上に立たせるなどそのスタイルは風変わりで他の教師や父母たちの反感を買うことに。その教師をR・ウイリアムスが生き生きと演じています。フットボール、チアリーディング、ホームパーティー・・・アメリカの古き良き時代の香りがする映画ですね。

「グッド・ウィル・ハンティング」(1997年)
大学の数学教授が出した難問。どんなに優秀な学生も解けなかったこの問題を解いたのはこの大学で清掃員のアルバイトをしているウィル。心にキズを負った青年と、妻の死から立ち直れずにいる心理学者との心の交流を描いた作品です。
ウィルと別れる時の「いっそ嫌いと言って」という恋人のセリフ、「10年後もここにいたらお前を殺す」という親友の優しいセリフ、「おい、コーヒーも忘れるな」という飛行機内でのジョーク。キラキラすることばがたくさん詰まっている私の大好きな作品です。

Rメウイリアムスが出演していて私が好きな作品はまだまだありますが、それについては、また別の日に紹介させていただきますね。
大阪のサービス精神には頭が下がります(笑) ― 2014年10月02日 20時02分28秒
今日は池袋の東京芸術劇場で行われたティータイム・コンサートに行ってきました。
コンサートホールのエントランスに、イスを並べて行われるわずか30分間のコンサート。それにしても無料というのはすごいものです。150枚の整理券はあっと言う間になくなり、立ち見のお客さんも結構いましたよ。(私は106番でギリギリ座れました!)

出演は大阪市音楽団金管五重奏の皆さんたちです。
トランペットの林さんがユーモアたっぷりのMCをしてくれたおかげで、終始和やかな雰囲気でした。
途中でトロンボーンのソロがありました。トロンボーンという楽器は皆さんご存じのように、右手で長い菅を前後にスライドさせることで音階を変える楽器です。ところが担当の戸井田さんは菅の先を下に向けて床に付け、右手を離しました。そして腰を上下に移動させることでピストンの長さを調節して演奏をしました。これってすご~い!そして楽しいですね。普通に演奏しても素晴らしいのですが、お客様に耳だけでなく目でも楽しんでもらおうという大阪のサービス精神ですね。ただただ脱帽です(笑)。
中嶋尚也さん(トランペット)、林辰則さん(トランペット)、伊藤数仁さん(ホルン)、戸井田晃和さん(トロンボーン)、北畠真司さん(チューバ)今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。

「デンマーク王子の行進」
長くパーセルの作曲と思われていましたが、実はクラークの作品だとわかったのだそうです。
「ある日の草競馬」
フォスターの「草競馬」をユーバーが編曲したものです。途中でワルツ有り、デキシーのような雰囲気有りの楽しい楽曲でした。ニワトリ、馬、牛などの動物も登場しましたよ(笑)。
「となりのトトロ」
お馴染みの曲ですが主題が出てくるまでが長く、ちょっとじらされたところにあのメロディーがバーンと出てきます。アレンジがとても素晴らしく、リズミカルに仕上がっていました。チューバが印象的でした。
「大阪の新世界」
ドボルザークの新世界ではなく、あくまでも「大阪の・・・」なんです。吉本新喜劇のテーマ曲、ホンワカホンワ・・・はああやってミュートを使って演奏しているのか、ということがよくわかりました。「と~おき、や~まに・・・」「いちばんさ~や、お~お、おおお~」と頭の中でヘビーローテーション。キャンプやバレー応援が甦ってきます。
『宇宙戦艦ヤマト』より「新コスモタイガー」
ホルンが良かったです。トランペットの指遣いも素晴らしい!
「宇宙戦艦ヤマト」
トロンボーンとホルンの素敵なハーモニー!
「大いなる愛」
ブリューゲルホルン?の音色が甘く美しい曲でした。
最後のアンコールも「宇宙戦艦ヤマト」でした。
秋の空 ― 2014年10月03日 16時16分53秒
皆さん、今日の空を見ましたか?
もう10月ですから当たり前なのですが、すっかり秋の雲ですね。
昼間は蒸し暑かったですが、木陰にいると気持ちの良い風が吹いていました。
ビルのガラスには青い空と白い雲が映り空と一体化していましたよ!

レジ、レジ、レジ ― 2014年10月04日 16時12分53秒
手話教室へ行くと、教室の机の上はズラーッとレジが並んでいましす。
すると担当者が「今度店舗のレジが新しい機種に代わるので、研修をしているところです。来週もレジ研修をするので、すみませんが今日はこの形でお願いできますか?」とのこと。
過去には、料理教室とか、和室とがいろいろなところで手話指導をさせていただいたことはありましたが、レジというのは初めてですね。なんとも不思議な気分での手話学習となりましたよ。

早朝寄席 ― 2014年10月05日 22時29分46秒
今日は鈴本演芸場の「早朝寄席」へ行き落語を聴いてきました。
早朝寄席とは、真打ちになる前の「二つ目」さんたち4人の落語会で、朝の10時に始まります。

私は前から興味があったのですが、実際に行ったのは今日が初めてでした。台風接近による大雨の中120人もの落語ファンが来場していました。すごいですね!

「干物箱」柳家わさび☆☆
マクラの「ゴールはこちら」には爆笑でした。
2階まで階段を上がるところの描写が素晴らしかったです。
「粗忽の釘」柳家さん光☆
「季節の変わり目にはこういう人が出てくるんだよ」←確かにそうですね。
「人前では緊張する」と言っていましたが、ネタになると落ち着いていました。
「廓火事」柳家花いち☆
夫婦ゲンカは昔も今も変わりませんね。「もろこし」か「麹町のサル※」か?
夫が妻を待って食事をするシーンが印象に残りました。
ただ、ちょっと滑舌が悪い?のと早口なのでよく聞き取れない部分がありました。
「たけのこ」月の家鏡太☆☆☆
出囃子はどこかで聴いたことがある音楽・・・「ヒゲダンス」ですね。
噺も面白く、4人の中では一番安定感がありました。

鈴本演芸場は、私の家の前からバスに乗ると20分ぐらいで到着する近場にあります。二つ目さんとはいえ、本物の演芸場で生の落語がたった500円で聴けるなんてうれしいですね。早朝寄席にすっかりはまりそうです。
10年目の~自閉っ子、こういう風にできてます!(自閉症3冊目/100冊) ― 2014年10月06日 12時17分12秒
自閉症スペクトラムなど発達障害を持つ人たちへの理解を深めるために関連の書籍を読んでいます。今回読んだのは「10年目の~自閉っ子こういう風にできてます!」という本です。
この本は10年前に書かれた「自閉っ子、こういう風にできています!」の続編として書かれたもので、何となくこの10年に書いてきた本の宣伝?というような印象がありました。
それでも自閉症のニキ・リンコさん、アスペルガー障害の藤家寛子さんのお二人が自分の体験談を元に書かれている内容には強い説得力を感じました。

・「発達障害は発達する」を身をもって示した10年でした。
・たくさんのトマト、その全てに名前がある。
・「あなたが子どもの時にどういうことばをかけてもらいたかったですか?」←「シマウマ」
・「あなたは小学校にどうしてもらいたかったですか?」←「教頭先生は書道展に作品を出してもらいたくなかった」(お習字とは子どもがするものだと思っていた。大人がしていいの?と疑問に持った。見えないものはないと認識してしまう。
・家族は備品、自分以外の人は自分の人生に出てくる登場人物、付属品だと思っていた。
・音楽の先生は楽だなぁ、自分のクラスを教えている時以外は何もしていないのだからと思っていた。音楽室で先生の時間割を見て驚いた。
・ダルビッシュと常盤貴子と田中麗奈の区別ができない。
・自閉症のまま幸せになる。
・「この世でたった一つの不幸」を「数ある不幸の一つ」に格下げして安心する。
・飛行機に乗り遅れるとお寿司が食べられる。
・エアお姑さん
・ひとり焼き肉へ行く。もしみんなと行くと「みんなと一緒に食事をする」とことと、「焼き肉を食べる」という2つの難しいことを同時にやらなければならないからだ。
いろいろなことがわかるのと同時に、いろいろと新しい疑問が生まれてくる一冊でした。
パフォーマンスが良い ― 2014年10月07日 23時37分26秒
今日は証券会社が主催する金融セミナーで手話通訳を担当しました。

平日の夜にもかかわらず男性90名、女性46名、合わせて135名の方からお申し込みがありました。
セミナーでは今までと同様に「匿名組合」、「金商法(金融商品取引)」などの専門用語、「ソーシャルファイナンス」、「インパクト・インベストメント」などのカタカナ語が飛び交い、意味を理解していないと手話通訳するのは難しい面がありました。
たとえば発言の中に「パフォーマンス」という言葉が出てきたので、私は英語のPの文字を右手で作り、それを左手のひらに当てて回しました。ところがこの手話は「人前で演奏したり、芸を披露する」という意味の手話です。しかし、ITの世界では「(パソコンの)通信速度」、企業だったら「業績」という意味になると思います。コスト・パフォーマンスが良いといえば「価格が安い」ということですね。
つまりこのような意味の時には「演奏する・披露する」という手話は適さず、意味に合わせた別の表現に変えなくてはならないことでしょう。改めて通訳の難しさ、日本語の難しさを痛感しました。
講師の伊藤先生、中村先生、小島先生、スタッフ、手話通訳やPC通訳の皆さん、そしてご来場の皆さん、今日は大変お世話になり本当にありがとうございました。
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