他人の話しから学ぶこと2015年03月21日 21時12分51秒

今日は、立川で開かれているおはなし会を見学してきました。
この会は毎月一回、小さい子どもたち、そしてお父さん、お母さんたちに本の読み聞かせをやっているグループです。
いつもは普通の本を読んでいるそうですが、今月は開館そのものが「まんが祭り」という大きなイベントをやっているためにこちらのグループも「ドラえもん」や「サザエさん」などの題材を取り上げていました。

その中で一番印象に残ったのは、こんな人形芝居でした。サザエが食卓を見るとその上にカツオが食べた魚の骨があります。しかし、よく見たら骨の周りにはたくさんの肉が残っています。「全くカツオったらもったいない!」とサザエはその残りを食べました。そこにカツオが仔犬を連れて登場。「捨て犬を拾ってきたのだけれど、家で飼ってもいい?」とサザエに頼みます。サザエは最初は渋っていたのですが、仔犬の可愛さに負けて、自らも浪平に懇願します。その時にサザエが「ところでこの犬、お腹が空いているんじゃないの?」とカツオに訊くと、「ううん、さっき魚をあげたから」と答えます。なんとサザエさんが食べたのは犬の食べ残しだったのです・・・
という内容です。とっても面白いお話だったのですが、残念ながら子供たちの反応はイマイチでした。どうやら4~5歳の子供たちにはちょっと難しかったのかも知れませんね(笑)。

0321森のポケット

ところで、どんな場面でも人が話をしているのを聴くのはいろいろと参考になるものですね。特に私は大学や講演会など、大勢の人たちの前でお話をさせていただく機会がときどきあります。そのような場合、皆さんが飽きて(寝て)しまわないために、1時間から1時間半の構成を考えることにいつも頭を悩ませています。
今回のお話し会では、まず部屋の正面で防災に関する本を読みます。それが終わると簡単なクイズ。それが15分ぐらいでした。その後、左側に場所を移動して「お絵かき歌」。ここでは子供たちにも参加してもらいます。これも約15分。そして最後に再び正面に場所を戻してお話し(20分ぐらい)という具合です。
参考にすると言っても、大学の授業などではなかなかその通りにはできないかもしれません。でも、もっと自由な発想で、例えば教室の横の壁にスライドを映してみんなに真横を向いてもらうとか、私の立ち位置を変えるなどの方法も試してみる価値があるのかなと思いました。また、子どもたちをいかに参加させるのかという点でもいろいろと学ぶことが多くありました。
ちょっと遠かったのですが、今日は参加して良かったです。Nさん、ボランティアサークルの皆さん、今日は楽しいひとときをありがとうございました。