長寿銭!?2016年07月12日 21時12分56秒

私は月に2回、高崎にある手話教室で指導をさせていただいていますが、休憩時間に皆さんとおしゃべりするのが楽しみのひとつです。
群馬は東京の隣の隣の県ですが、話を聞いてみるといろいろな面で東京とは文化・風習が違う感じを受けます。特に驚くのはお葬式に関する話です。
群馬県では昭和40年代までは土葬が当たり前だったとのこと。「野辺送り」、つまり埋葬地まで死者を運ぶ行列が昔はよく通っていたそうです。

0712長寿銭

ところで皆さんは「長寿銭」って聞いたことがありますか?これは亡くなった人が長寿(おおむね80才以上)の場合、香典返しにお金を包むのだそうです。だいたい5円とか10円ぐらい、もし100才を越えた場合は100才にご縁があるようにと、100円と5円を入れることもあります。
ところが先日、生徒のSさんが参列した葬儀で受け取った長寿銭には500円玉が入っていたそうです。故人は101才でした。「お通夜、告別式にそれぞれ100人以上は来ていたので、長寿銭の準備だけでも大変な額ですね」と話してくださいました。Sさんも今まで長寿銭をもらったことはあっても「500円は初めて」だそうです。長寿銭、確かに東京ではあまり聞かないことばですよね。
毎週、いろいろな話題で盛り上がります。次回はどんなお話が聞けるかな?今からとても楽しみです(笑)。