ラの音は440Hz? ― 2017年06月05日 22時15分30秒
今読んでいる本に「現在、ラの音は440Hz(ヘルツ)とされているが、モーツアルト時代にはもっと低い音だった」と書いてありました。
えっ!?世界中の赤ちゃんは生まれてくる時に440Hzで泣くから、それが音楽の基点となるA=ラの音になったのでは?ちょっと気になって調べてみました。
すると確かにラの音は時代と共に変化していることがわかりました。17世紀には370から560Hzの間だったそうです。それが、
415Hz=バロックピッチ
422Hz=モーツアルトピッチ※1
430Hz=ベートーベンピッチ
443Hz=ウィーンフィル
446Hz=ベルリンフィル※2
となっているそうです。前述の本の中には「時代が暗くなると、人々は明るい音を求めるのでピッチが上がる」とも書いてありました。
私には絶対音感がないので、微妙な違いはわかりませんが、現在日本のほとんどのコンサートホールのピアノは442Hzでチューニングされているとのこと!
もしかしたら50年後、100年後はラの音が500Hzとか600Hzになっているかもしれませんね~(笑)。
※1=正確には421.6Hz
※2=カラヤン時代
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