対馬丸 ― 2021年08月13日 17時52分46秒
対馬丸は、本土へ疎開する沖縄の児童や民間人1700人を乗せて那覇から長崎を目指していた。「ヤマトに着いたら雪が見えるかな？」甲板に出た子どもたちはまるで修学旅行にでも行くような雰囲気である。
ところが、その疎開船の前に立ちふさがったのはアメリカ軍の潜水艦ボーフィン。発射された魚雷が命中して対馬丸は沈没。乗っていたほとんどの子どもたちが命を失った。しかし、このことは戦後もしばらくは報じられることはなかったのだ。
「対馬丸」
大城立裕著 理論社
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