お別れのことば2008年12月08日 20時19分58秒

愛用の釣り竿など
今日は知り合いの方のお別れの会があり、お世話になった方を代表してあいさつをさせていただきました。お別れの会というと寂しくなってしまうので私はできるだけ明るくお話をさせていただきました。

内田のお父さんへ
内田のお父さん、お元気ですか?(笑)
お父さんと初めてお会いしたのは私が高校生の時、手話サークルに入った時なので、今から30年も前になりますね。
お父さんは魚釣りや旅行が大好きでした。ご近所でしたので、いつも私の家に釣った魚や旅行のおみやげを持ってきてくれましたね。私も忙しく不在がちだったので私の母がお会いするのですが、母は手話が全く分かりません。そこで母に「今、息子は家にいません。あなたのお名前は?」という手話だけを教えてくれ、と頼まれました。母ができる手話は今でもそれだけなんですよ。
内田のお父さんからはいろいろなおみやげを頂きましたが、一番いただいたものはやっぱり笑顔です。お父さんも悲しいことやつらいこともあったでしょうが、今、そんな顔を思い出そうとしても思い出せません。いつも優しい笑顔で私たちのことを見つめてくださいました。そして今もどこかで笑顔で見ていてくれるような気がします。
実は私はお父さんのことをあまりよく知りません。というのもあなたは照れ屋で自分のことあまり話してくれませんでした。いつも奥様のこと、娘さん、息子さんのことを、うれしそうに話してくださいました。
ご近所でしたので地元のお祭りなどでもよくお会いしましたね。富士神社のお祭りの時に、お父さんがひとりで来ていて、私は家族と4人でした。私は何となく面倒くさくてあまりお話をしませんでしたが、今考えるとあれが最後になりましたね。もっとお話をしておけば良かったと後悔しています。でも私もいずれそちらに行きますので、そうしたらまた話の続きを聞かせてください。それまでは大好きな釣りに旅行に楽しんでいてください。私を息子のように可愛がってくださったこと感謝しています。本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。