懐かしくて思わず・・・ ― 2015年05月12日 22時29分54秒
街を歩いていたら、とても懐かしいものが目に飛び込んできました。
信号待ちをしているバイクにまたがった若い女性。その女性がかぶっているヘルメットは30年前に私が使っていたものと全く同じでした。
思いがけず車道に歩み寄り、「そのメット、カッコイイですね。斎藤仁モデルですよね!」と叫んでしまいました。
するとその女性はキョトンとした顔をこちらに向けています。
私は再度、「その・ヘルメット・いい・ですね!」とジェスチャーを交えて言ってみたのですが、完全に無視されてしまいました。信号が青になり、その女性はアクセルをふかしてあっという間に走り去ってしまいました・・・
当たり前ですよね。信号待ちしていたらいきなり歩道から変なおじさんが「そのヘルメットカッコイイ」と声をかけてきた。ナンパ?キモーい!と逃げ出したということでしょう。

実は私が若い頃、国内で500CCのクラスに斎藤仁(さいとうじん)選手というレーサーがいました。大好きで応援していた選手なのですが、彼のヘルメットには左右にブルーのトラが駆けているようなイラストが描かれていてとてもカッコ良かったのです。私も彼に憧れてそのレプリカヘルメットをかぶっていました。
そんなことはもうすっかり忘れていたのですが、今日町の中でそのヘルメットを見かけたときは、懐かしくて本当にうれしくなってしまいました。
30年も前の選手ですから、その女性(たぶん25才位?)が知っている訳がありませんよね。きっとお父さんのヘルメットを借りているのか、それともどこかで中古のヘルメットを買ってかぶっているのかもしれません。
帰宅してネットで調べてみたら斎藤仁選手のJIN PRIZEというお店は今でも八王子にあり、当時のレプリカヘルメット(残念ながらフルフェイスではなくジェットタイプ)のものですが、販売されているそうです。今度久しぶりにお店に行ってみようかな?
今日はちょっとした時間旅行を楽しんだひとときでした!
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