GWに肩のこらない一冊2016年04月30日 19時34分47秒

穂村弘著「人魚猛獣説 スターバックスと私」を読みました。普段は小説、しかも外国の作品が好きな私ですが、GWは肩のこらない(いちいちこのフォンティーヌというのは主人公のアシスタントだったか、それとも元の奥さんだったかなどと考える必要のない)ものが読みたいと選んだ一冊です。
本書は日本を代表する歌人の一人(だそうです)の著者がお客さんから寄せられた、スターバックスに関する短歌について書かれたエッセイ集です。


0430スターバックスと私

とっても面白く、途中何度も吹き出しそうになります。電車の中やカフェでの読書にはご注意ください(笑)。
誰でも楽しめてたぶん一時間ちょっとで読み終わる本ですが、私は特に独身の人、(出来れば今、恋人がいない人)そう、そこのあなた(笑)に是非読んで欲しいと思います。共感できるところがたくさんあると思いますよ。
ただ、スタバのウェブサイトに掲載されていたものですから、当然のことながらスタバは高いとか、注文がややこしいとか、どこの店舗も内装や店員の対応が画一的だというような辛口コメントは一切ありません。そういう点ではちょっと物足りなさはあるかな?
甘口も甘口。どのくらい甘いかと言うと、バニラフラペチーノにキャラメルシロップを追加した位甘い内容でした。スタバが好きな人にもそうでない人にも楽しめる一冊となっています。
「人魚猛獣説 スターバックスと私」かまくら春秋社 1400円+税