釈千手の日記帳

私の住むマンションでは4～5年おきに、管理組合の理事の仕事が回ってきます。それはマンションで生活する以上は仕方がないことですね。ただ、今回はジャンケンに負けてしまい、一年間理事長をやることになってしまいました。これがなかなか大変な仕事なんです。

先日はこんなことがありました。一週間ほど前からマンションのエントランス部分の床にシミができてしまいました。専門の業者に調べてもらったところ、油によるシミできれいにするには専用の薬剤を配合して清掃しなければならない。費用は約10万円かかるとのこと！

私個人としてはそのままでも良いかと思ったのですが、「放置しておくと油が石にますます染み込み取れなくなってしまう」とのこと。「では自分たちで掃除をしよう」という意見もありました。でも「専用の薬剤をどこで仕入れるのか？｣「もし素人がやって汚れが落ちなかったり、さらにシミを広げてしまったら誰が責任を取るのか？｣という問題もあります。

理事の中には、「防犯カメラをチェックして犯人を探し清掃代を請求すべき｣という意見もありました。でも同じ住民同志のトラブルは避けたいし、犯罪以外で防犯カメラの映像を見るというのも少し抵抗がありますね。

結論としては、清掃は専門の業者に依頼する事になりました。そして、「マンションのエントランス付近で誰かが油のようなものをこぼしシミになってしまいました。清掃には10万円近くの費用がかかりました。これからは気を付けていただきますようお願いします」という掲示を貼り出すことになりました。

当然のことですが、大勢の人が暮らすマンションでは毎月いろいろな問題が起きます。理事になった以上は、責任を持って一つずつ解決していきたいと思っています。