ネイネイ2016年11月23日 22時58分36秒

「理事会よ、早く終われ(笑)」
今日は妻と私と、友人のHさん夫妻と4人で歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)を観に行く予定でしたが、何と!午前中にマンションの理事会が入ってしまいました。私は今年一年間だけ理事長をやっているために会議をサボる訳にはいきません。仕方がなく理事会に出席し、それが終わってから劇場へ向かい、先に観ていたメンバーと合流しました。

1123仮名手本忠臣蔵

「通ではありませんが」
今日は全十一段のなかで道行、五段目と六段目、七段目が上演されました。私は五段目の途中から劇場には到着していたのですが、幕の途中で客席に入ることは避けたかったので、2階の茶屋にあるモニターテレビをずっと観ていました。
六段目が終わり扉が開きました。私が入ると周りの人からは「あの人は粋だねぇ」「七段目だけ観てサッと帰って行くんだな」「かなり通な人だろう」という目で見られました!ただ都合で遅れただけなんですけどね(笑)。
さて、私が忠臣蔵で一番好きなのは来月やる九段目なのですが、七段目も人気の段です。大星(大石)が秘密の手紙を読んでいると、それを縁の下から盗み読みする敵のスパイや、隣の家の二階から遊女が手鏡を使って読んでしまう遊女が出てくるいうシーンが有名ですね。

「道化役」
それ以外にもネイネイこと平右衛門(へいえもん)さんが登場するのも、この段の魅力のひとつだと私は思っています。ネイネイは殿の敵討ちに参加したいと思うのですが、身分が低い足軽のために仲間に加えてもらえません。そこであの手この手を考えるのです。口癖はネイネイ、お軽ちゃんのお兄ちゃんですよ。物語は美男美女だけでは面白くありません。忠臣蔵では伴内さんと同様に道化のような役割で観客の笑いを誘います。

1123紀尾井町ガーデン

1123俺のイタリアン&フレンチ

「俺のフレンチ」
さて、終演後は4人で食事に。青山でとってもおしゃれなイタリアン&フレンチのお店に連れていっていただきました。シャンパン、鹿肉のパイ包み、伊勢エビ、フットチーネ、貴腐ワイン・・・
どれもとても美味しかったです。Hさん今日は素敵なお店にご案内くださりありがとうございました。
さて来月は八段目から始まります。私は十段目がいちばん楽しみ。そしていよいよ十一段目、忠臣蔵の大団円(グランドフィナーレ)を迎えます。