真打ち昇格おめでとうございます!2015年05月17日 14時34分39秒

今日の朝練は真紅(しんく)さん、鶴遊(かくゆう)さんのお二人でした。

「和田平助鉄砲切り」神田真紅
薄い黄色の生地に山吹と黄緑の模様が入ったお着物。さらにオレンジ色の帯にも山吹と黄緑の帯留めが素敵でした。そういえば3月にも、紺色の生地にカラフルな桜吹雪を染め抜いた鮮やかなお着物でした。
マクラでは師匠の話、お酒の話しで笑わせてくれました。ネタは同郷(水戸)の和田平助のお話。酔っぱらっているところを闇討ちされそうになる・・・他の講談にもこんな話しありませんでしたかねぇ。歯切れの良い語り口調でした。

0517日本橋亭

「彼女の行方(かのおんなのゆくへ)」
宝井駿之介改め田辺鶴遊
マクラに出てきた「明神下みやび」のお弁当・・・とっても食べたくなりました(笑)。
ネタは昭和初めが舞台。何となく「正直車夫」のような匂いがしますね。松尾ナミ子と関口刑事の心温まる、そして悲しい物語です。
ところで鶴遊さんの講談は初めて(たぶん)聴いたのですが、他の講談師さんとは違ってゆっくり、まったりとした語り口調ですね。1978年生まれだそうですから今年37才。ただ初高座は9才の時だったそうです。なるほど、それでベテランのような落ち着いた風格があるのですね。
襲名披露公演ということで一応ご祝儀も持って行ったのですが、終演後はご贔屓筋に囲まれて談笑していました。私のような素人が話しかけられるような雰囲気ではなかったので、渡せずにそのまま帰ってきました。
鶴遊さん、真打ち昇進おめでとうございます!今日は素敵な講談をありがとうございました。

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