早起きは三文の得2021年12月01日 21時09分17秒

今日は大学で手話の授業でした。
私の担当は1限(9時から10時30分)なので、早起きをして大学へ向かいます。

到着するとキャンパスはイチョウのじゅうたんが広がっています。まるでまだ誰も足跡を付けていない雪の上を歩いているような気分です。

20211201じゅうたん

授業が終わって窓の下を見下ろすと、落ち葉は既にすっかり掃き集められていました。あの光景が見られたのは早起きしたからですね。

20211201くら寿司

お昼は回転寿司屋の「くら寿司」へ。

20211201あら汁

あら汁には、こんなに大きな魚の身が入っていました。
今日も、美味しいお寿司をごちそうさまでした!

めんどくさいけれど楽しい2021年12月02日 21時34分14秒

2ヵ月に一回、小の月(30日までで終わる月)の月末には腕時計の調整が必要です。
それを忘れると曜日は合っていても、1日なのに日付表示が31日になってしまいます。デジタルの腕時計は別にして日付表示のあるアナログ時計の日付を合わせます。

20211202時計

それと同時に177の音声を聞きながら4本の腕時計の秒針を合わせます。
めんどくさいのですが、これが腕時計好きにはちょっと楽しい作業のひとつでもあるのです。

汽笛が壊れて出航できず2021年12月03日 22時18分40秒

今日は東京都の所有するクルーザーに乗船する予定が・・・
10時15分に乗船。出航を待っていたのですが、なかなか船が出ません。30分ほど待っていると「汽笛が壊れて音が出ません。現在、この状態で出航して良いかどうか海上保安庁に問い合わせ中です。しばらくお待ちください」とのアナウンス。さらに25分ほどして「申し訳ありませんが、保安庁の許可が下りませんでした。この船は出航できません。下船してください」とのこと。ほぼ1時間ほど船の中にいましたが、1ミリも進まないまま下船しました。
霧でも出ない限り汽笛がなくても問題はないと思うのですが、やはり安全のための規則なのでしょうね。

20211203クルーザー

アンラッキーだったなと思いながら、浜松町の駅に向かって歩いていたら、その途中にGood Luck Curry(グッドラックカレー)という名前のお店を発見。ゲン直しにちょうど良いと思って入店しました。鴨カレー、牡蠣カレー、オマール海老カレーと3種類のおいしそうなカレーが!どれにしようか真剣に迷っていたら、三種盛りもありますと言われて思わずそれを注文しました。

20211203グッドラックカレー

スパイスが効いていておいしかったです。おなかいっぱいになりました。ごちそうさま!
その後は山手線で上野駅へ向かいました。

20211203金魚絵師

友人に教えてもらった金魚絵師、深堀隆介氏の「金魚鉢、地球鉢。」展を観に行きました。絵を描いた上に透明な樹脂を流し込み、2日間乾かす、そしてまたその上に絵を重ねて、樹脂を流し込む。これを何回も繰り返して立体感のある作品に仕上げます。容器の中の金魚たちは、作家によって命の息吹を与えられ、生き生きと泳いでいるように見えます。
一番印象に残ったのは、たらいの中で洗っている運動靴と金魚の作品でした。皆さんもお時間がありましたらぜひ上野の森美術館へお出かけになってみてくださいね。

ポテトサラダと木漏れ日と森鴎外2021年12月04日 21時31分46秒

土曜日の今日も、午後から横浜で仕事でしたので、午前中は元町の洋館巡りへ行ってきました。今回が第3弾になります。
最初に訪れたのは234番館。ここは、昔の共同住宅、アパートだったところです。

20211204234番館

その後、エリスマン邸を見学して、お昼は外交官の家のテラスでランチをしました。ポテトサラダが出てきたのですが、私はいつもポテトサラダにはソースをかけて食べています。これが下町の大衆食堂だったら「おばさ~ん、ソースもらえるかなぁ」と叫ぶところですが、ここは山手のオシャレなテラスレストランです。そのことばはグッと飲み込み(笑)、黙っておいしくいただきました。ごちそうさまでした。

20211204外交官の家

さて、見学と食事を終えると、石川町駅まで坂道を下り、午後の仕事へ。
今日の学習会では、前半は「疑問文」を中心に学び、後半はその単語を使ってゲームを行いました。各自に有名人を考えてもらい、それを当てるというものです。「大谷翔平」、「八代亜紀」、「羽生結弦」、「藤井聡太」、「相葉雅紀」などに交じって「森鴎外」が!私自身は鴎外が30才から死亡する60才まで生活していた、観潮楼(かんちょうろう)が近所なので、親しみのある名前ですが、まさか有名人の名前当てゲームでこの名前を聞くとはちょっと驚きでした。

20211204エリスマン邸

すると、ある人が「森鴎外は横浜市の市歌を作った人です。横浜市で生まれ育った人なら全員この歌を歌えます。市営地下鉄のホームでもこのメロディが流れているのです。横浜市と森鴎外は切っても切れない縁があるのですよ」と教えてくれました。そうなんですね!初めて知りました。森鴎外を通して私と横浜の距離がまたひとつ縮まった気がしました。

久しぶりのワイン会2021年12月05日 23時51分23秒

今日は久しぶりのワイン会です。場所は何と六本木ミッドタウンです。
本当は北海道と沖縄からオンラインで参加予定の人がいたのですが、レストランに到着すると、店内にはWi-Fiが飛んでいないとのこと。仕方なく諦めました。パソコンもカメラも持って行ったのに残念!

20211205ワイン会

窓の外のお庭にはイルミネーション。そしてスケートしている人たちも見えます。私は上手ではありませんが、昔はよく滑っていました。久しぶりにスケートをやりたくなりましたが、もしかしてまたヒザが痛くなったり、転んで骨折なんて考えたら・・・やめておいた方が安心ですかね(笑)。

20211205インド料理

熱々の骨付き肉が出てきました。本当は手でつかんでガブっと食べたいところですが、高級レストランでそんなはしたないことはできませんね。ナイフとフォークで頑張っていただきました。なぜかこの時だけは全員カニを食べているように無口になりましたよ。

20211205ごちそう

青山さん、徳江先生、いつも楽しいお話をありがとうございます。まもるさん、CDはじっくり聞かせていただきます。せつみさん、鎌倉のコーヒーをごちそうさまでした。おいしいワインとインド料理で、おなかも心もいっぱいになりました。

大切な役割がある2021年12月06日 22時01分30秒

私の友人に海上自衛隊で働いている自衛官がいます。たまたま会った時に、私の先週の出来事について説明しました。

「先週、東京都が20億円もかけて購入した豪華クルーザーに乗る機会があった。ところが汽笛が壊れて音が出ないという。汽笛以外は異常がないので、海上保安庁に出航許可を求めたが、結局許可は下りず、私たちは1時間後に下船させられた。」

20211207汽笛

「でも海上には霧も出ていないし、東京湾をぐるっと巡るだけなのに、汽笛なんて必要ですか?」「海上保安庁は規則を守っているだけで、ちょっと頭が固いんじゃないですか?」と私は友人に疑問をぶつけました。
すると友人は、「汽笛というのは、船のコミュニケーション手段なんですよ。例えば、『こちらは右に進みます』とか『どうぞ先にお通りください』など船と船との連絡のための使う重要なツールなんです」と教えてくれました。
なるほど、普段あまり汽笛について考えたことはありませんでした。そもそもヨットには汽笛もついていないし(笑)。専門家の意見を聞いてなるほどと納得した私でした。

決意をはなむけに2021年12月07日 21時07分55秒

私の31冊目の手話の本が出たばかりですが、実は既に32冊目の新しい本作りも進んでいます。
それは小学生向けの手話の本です。その中で手話の歌を7曲作らなくてはなりません。5曲まで終わり、次は6曲目、映画鬼滅の刃から「炎(ほむら)」です。それほど長い曲でもないし、手話に訳し、デモテープを作るのを含めて1時間ぐらいで終わるだろう、終わったらちょっと外出して食事とか買い物をしてこようと思っていました。

ところが、この考えが甘かったのです(笑)!

一番の終わりに「決意を餞(はなむけ)に」という歌詞が出てきます。最初私は、(自分への)はなむけと解釈して「決意を胸に刻んで」と訳しました。しかし、はなむけとは、実際には別れていく他人に送るものですね。だとしたら(相手への)はなむけ、つまり両手を相手に差し出して「決意をあなたに送る」としなくてはならないでしょう。どっちなんだ・・・考えれば考えるほどわからくなってきました。

20211206鬼滅の刃

<全体を見る>
その部分がうまく訳せないときはどうするか・・・。そんな時はその前後の文章をよく読む必要がありますね。「炎」の曲を初めから終わりまで何度も聴き返します。しかし、それでも答えが出ません。

<他人の意見を聞いてみる>
ひとりで考えても答えが出ないときはどうするか?そう、他人の意見も聞いてみることが大事ですよね。岸田さんも「聞く力」と言っていますし(笑)。そこで、私の周りのろう者や手話通訳者に事情を説明して意見を聞いてみました。
しかし、(自分への)という人もいれば、(相手への)という人もいます。さらにそこに新解釈も加わり、ますますわからなくなってしまいました。

<他の作品を見てみる>
困った私は最後に他の人の作品を見てみることにしました。実はYoutubeを見ると、いろいろな人がいろいろな手話歌をアップしています。私は今までそれらを一切見ないようにしてきました。というのも、見れば何かその訳から影響を受けてしまうし、他の人の作品を真似すれば、それは制作ではなく盗作になってしまいますよね。プロとして仕事をしている以上はそれは許されないことです。しかし、少し参考にさせてもらおうと、禁断の道ではありますが、いくつかの炎の手話歌の動画を見てみました。しかし、多くの人はそのはなむけということばをストレートには表現していませんでした。

しかし、それで作品を仕上げないわけにはいきません。結局、答えが出ないまま(気持ちは6対4のまま)自分なりの結論を出して、深夜に出版社に送りました。
たった5文字、されど5文字。1時間で終わる予定が、「炎」に振り回された一日となりましたが、これも修行のひとつですね。
その結論は・・・来春の新刊出版までのお楽しみとさせてくださいね。