強くしたたかに生きる ― 2018年12月24日 17時59分23秒
第二次大戦中のある国に、双子の兄弟がいた。周りの人たちは寒さや空腹のために死んでいくが、この子たちは生きのびる。二人はお互いに殴り合い痛みに耐える訓練、ののしり合って屈辱に耐える訓練、断食をして空腹に耐える訓練を積み重ねてきたからだ。
この本の最後の4行に、皆さんは(私と同じように)イスから転げ落ちそうな衝撃を受けることでしょう。
今年の最後に読んだ一冊が、今年一番面白かった本になりました。
「悪童日記」
アゴタ・クリストフ著 早川書房
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