「コラーっ、金払えー!」2011年02月10日 06時47分45秒

浜松市内には、徳川家康ゆかりの面白い話がいくつかあります。たとえば、こんな話です。戦に敗れた家康が逃げ帰る途中に一軒の茶屋で小豆餅を食べていました。そこへ武田の軍勢が追ってきました。あわてた家康は、代金も払わず茶屋を飛び出します。そこで茶屋の老婆は、数キロ先まで家康を追いかけて、代金を払ってもらったそうです。この茶屋のあった場所は「小豆餅(あずきもち)」、老婆が代金を受け取った場所を「銭取(ぜにとり)」と地名にその名を残しています。

0210小豆餅・銭取

この話、どこまで真実かはよくわかりませんが、「たとえ相手が武将だろうが、食べたものの代金は払ってもらわないと困る」という老婆の威勢の良さが私は大好きです。私も相手が誰であっても、良いものは良い、おかしいものはおかしいと(今までもそうしてきたつもりですが)、これからも言っていける、そういう芯の通った人間であり続けたいと思っています。
バスの車窓から、小豆餅や銭取の住所表示を見ると、ふとそんなことを思います。出張も4日目になり疲れもたまってきましたが、今日も頑張ります!