釈千手の日記帳

今日は友人のＭと芝居を観に行きました。野田秀樹さんと中村勘三郎さんの「表へでろいっ！」です。

一般の入場は1時半なのですが、この芝居には聴覚障がい者のためのポータブル字幕装置のサービスがあり、その利用者は1時15分に入場し、機器の説明を受けます。私たちが受付に行くと私たちより先に3人の女性がきていました。見るとダンサーでサインボーカリストの大橋弘枝さん、昔ＮＨＫの番組に一緒に出演していた忍足亜希子さん、そして日本ろう者劇団の廣川麻子さんです！えっこんなところで3人の女優さんに会えるなんて！とってもラッキーでした。

さて、担当者から機械の説明を受け客席に移動しました。芝居を見るのは大ホールが多いですが、ここは小ホールなので舞台が間近に感じられました。私は野田秀樹さんのお芝居を観るのは初めてです。野田さんはずっと演出家だと思っていたのですが、今回は自ら（しかもお母さん役で）出演もしています。勘三郎さんとも息がピッタリ合った、楽しく激しいコメディーでした。ただ、字幕があるのはとっても良いのですが、とにかくセリフが多いのと早いので、これを全部字幕で読むのは大変だろうなぁと思いました。
劇の後はＭとお茶をしながらお互いの感想などを話してきました。同じ芝居を観ても当然感じることは違います。それを交換し合うのはとっても楽しいし参考になりますね。後半、水が飲めなくてのどが渇くというシーンがあるのですが、観客席にいる私たちまでだんだんのどが渇いてきます。それだけ劇の内容に引き込まれていたいうことなんでしょうね！

この字幕サービスは来週（９月２５日）にも行われるそうです。興味がある方はぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか？