創立十五周年おめでとうございます2015年04月19日 21時40分43秒

今日は杉並区の難聴者の会、創立十五周年記念式典へ行ってきました。
この会の前身は、私の古い友人である館脇孝行さんが創立した「杉並クラブ」です。式典では妻の千春さんが、「お父さんも天国できっと喜んでいることでしょう」と祝辞を述べました。私も本当にそう思います。

0419懇親会

式典では記念公演をさせていただきました。「人生、いろいろありますよね。でもやっぱり笑顔で過ごすことが一番かな?」私から会員の皆さんへのささやかなお祝いのメッセージでした。

0419十五年の歩みを振り返って

懇親会では、15年の活動の歩みを振り返ってスライドが投影されました。これはぶどう狩りの時の写真だ」「あっ○○さん若~い」「この旅行に行ったときに中越地震がありましたね~」など、皆さん懐かしそうに話していましたよ。スライドはリクエストに応えて同じ投影を2回繰り返しました(笑)!

0419ものまね

懇親会では何か余興をやって欲しいと言われ、会長の桜井さんの物まねをさせていただきました。私のこの物まね、「似ている!」とどこでも評判が良いのです。でも・・・ご本人の前では・・・やりにくいですね。それでも、まぁ皆さんに喜んでいただけたのでしたら良かったでしょうか。杉並区の皆さん、十五周年ほんとうにおめでとうございます。会のますますのご発展をお祈りいたします。

※館脇孝行さんの名前が出たので、文集に寄せた私の手記を紹介させていただきます。
「公園の噴水で泳いだ男へ」
館脇さんについて印象に残っていることが3つある。
彼は酒が好きだ。酔うといつも以上に楽しくなる。池袋西口前に公園があり、その真ん中に噴水があるが、彼は酒に酔いそこに飛び込み泳いだことがある。いつも皆を楽しませ、そして時にはハラハラさせる男だ。
彼はあまり心配をしない。ある時、「今あまりお金がない」という。「大丈夫?」と聞くと「うちの会社は24時間社員食堂が開いている。お金は翌月の給料から天引きされるし、会社からは定期ももらっている。だから3食会社で食べれば1ヶ月は現金がなくても生活できるんだ!ハハハハ・・・」と笑った。豪快な男だ。
彼は我々のアイドルの米内山千春さんと結婚した。なのにこんなに早く一人で旅立ってしまうのは無責任だと思う。私が天国にいったら文句をいうつもりだ。でも彼は世界中で一番幸せそうな顔をしていた。短かったけれど酒と友と手話を愛した素晴らしい人生だったと思う。
2000年4月1日 谷 千春