目黒区と気仙沼市のきずな2011年10月10日 21時47分17秒

1010気仙沼のサンマ
気仙沼に来ています。町を見下ろせる安波山へ向かう途中で、栗拾いをしている地元の3人の方々と話をしました。
「どちらからですか?」と聞かれ、私が文京区、友人Mが目黒区と答えると、「あぁサンマの目黒区ですね」と返事が返ってきました。

そうです。皆さんご存じかもしれませんが、落語「目黒のサンマ」で有名な目黒区は以前から気仙沼市と交流があり、毎年地元のお祭りには気仙沼から新鮮なサンマが5千尾も届きます。
実は、今回の震災でも「被災地・気仙沼は寒くて大変なので、もしご家庭で使っていないストーブがあれば供出して欲しい」という目黒区の呼びかけに応え、Mの家にあったストーブを2台気仙沼に送ったそうです。そして今年は無理だろうと思われていたサンマも目黒に届けられ、祭りも無事に開催されたそうです。

それだけこの2つの土地は強い絆で結ばれているのですね。私が「気仙沼に行くかも」という話をしたとき、すぐにMが、「できれば一緒に行きたいのだけど」と言ってきたのにはそれだけ強い思いがあったのでしょう。
大勢の人たちが津波から避難し、二晩気仙沼が燃えるのを見守っていた安波山から下山した後、今度は港へ行きました。多くの人たちが波にさらわれた海に向い、Mの読経に合わせ、ふたりでしばらく鎮魂の祈りをささげました。

前回気仙沼に来たときは町から少し離れたお店でラーメンを食べたのですが、今日は再開された漁港の市場の脇にある食堂でランチをいただきました。気仙沼では、ホヤや牡蛎の養殖・フカヒレの加工などはまだですが、サンマ漁やカツオ漁などは再開しています。ランチはもちろん新鮮なサンマのお刺身を注文しました。おいしいサンマをごちそうさまでした!

今日の歩数は1万7566歩、距離は14km(自転車での移動も含む)でした。