手話で詩を表現してみましょう(手話3週間プログラム11日目)2013年07月11日 08時01分43秒

皆さん、こんにちは。今日も手話のレッスンに来てくださり本当にありがとうございます。11目の今日は「わたしと小鳥とすずと」の後半です。
81ページ左の「音が出る」は自分の体から出る音なので、胸の前から音が広がるように左右に広げていきます。
同じページの右の「音が出る」は鈴から出る音なので、自分の左側から左右に音を広げていきます。同じ手話ですが、始動の位置が違うことを意識してくださいね。

82ページ。「知らない」の主語は鈴なので、最後に左側(鈴)を指さします。
これは昨日の「地面をはやく走れない」の後、右側(小鳥)を指さしているのと同じで、目で見る詩として対をなしているところがポイントですよ。

83ページの「違う」という手話が難しいという人が多いので、少し解説をしておきましょう。まず片手は指文字の「レ」のように人さし指を上に、そして反対の手は「ム」のように親指を上にします。
↓違う1
0711違う1
次に「レ」の手の親指を上に向け(つまりムの形)、入れ替えるように「ム」の手の人さし指を上に向けます(つまりレの形)
↓違う2
0711違う2
大丈夫でしょうか?実際の動きは指がお互いの方に傾き、もう少し自然な形になります。

そしていよいよ詩の最後の部分ですが、最初の「みんな」は私・すず・小鳥を示し、2回目の「みんな」は手を地面と水平にグルッと回します。同じことばですが、表現を変えることで詩に変化をもたらしています。
これで終わり。短い詩ですから何度も練習して覚えましょう。また、ここで紹介している手話以外の表現に変更したり、別の手話表現を付け加るなどして、自分なりにアレンジしてみても楽しいですよ。世界にたったひとつ、自分だけのオリジナルの手話詩を作ってみてはいかがでしょうか?

※さて今日の手話モデルはれんさん。れんさんは滝廉太郎が大好きという、ちょっと不思議少女なんです。授業が終わった後の時間でしたが、写真撮影にご協力いただきありがとうございました!
さて明日は「涙そうそう」の歌にチャレンジです!