顔をしかめてできない、胸を張ってできる(3週間プログラム10日目)2013年07月10日 12時31分33秒

皆さん、こんにちは。今日もお忙しい中、この手話学習のページへお越しいただきありがとうございます。それにしても暑いですね。今日は、全国の32の都府県が(最高気温が35度を超える)猛暑日になる予報が出ています。どうぞお気を付けください。

3週間手話学習プログラム、10日目の今日は金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」前半です。
77ページの「両手を広げる」のところは、そのまま両手を広げるしぐさですが、一度体の前で両手をクロスさせ、そこから左右に開いています。それによって、両手を大きくダイナミックに広げてみたが・・・(飛べない)というニュアンスを強調しています。
同じページの「できない」は、片手をほほに当て、その手を前にひねるように動かします。これは、できずに表情がゆがんでいることを示しています。
この「できない」の反対は「できる」ですね。片手の指先を胸の前に当て、そのまま横に動かし、腕に近い方の胸につけます。
↓できる1
0710選手1
↓できる2
0710選手1
これは自分に得意なものがあり、ちょっと胸を張っているという雰囲気を表したものだと思います。先ほどの「できない」と同様、毎日会話の中で使う手話ですから、しっかり身につけていきましょう。

前回「上を向いて歩こう」の時に、自分から見て左側に星、右側に月を表したように、今回は、左側に鈴、右側に小鳥をイメージしています。
最後の「速く走れない」の後に右側を指さしていますが、この意味は何だかわかりますか???そうです!「速く走れない」のは、「小鳥」だから、再度そこを指さすことで主語を明確に示しているのです。

※さて今日の手話モデルは親友のMです。いつもライブ、歌舞伎、ラグビー観戦やカラオケなどにお付き合いいただいています。この写真も先日あるお芝居の終演後、劇場のカフェでお茶をしているときに手話モデルのことを思い出し、急きょその場でお願いして撮ったものなんですよ。いつもありがとう!

あしたは「わたしと小鳥とすずと」の後半です。お楽しみに!