バッバ・ワトソンは本当にいい人だ!2015年04月13日 21時22分17秒

マスターズ最終日。今朝も早起きをしてテレビ観戦しました。
マスターズでは観客のことを「ギャラリー」ではなく「パトロン」と呼びます。これはクラブが破綻しそうになった時に大勢の会員がお金を出し合って経営を支えたからとのこと。単なるお客さまではなく、正に「支援者」なんですねぇ。

0413パトロン

印象に残ったシーンはフィル・ミケルソンの16番バンカーショット
その前の15番で、バンカーからの第3打をそのままカップインさせてイーグル。そして迎えた16番も再びバンカーへ。普通はピンを刺したままにするところ、キャディーにピンを抜かせました。ここも絶対にカップインさせるぞと言わんばかりです。残念ながらこのホールでは直接カップインとはなりませんでしたが、何打差あっても最後まで諦めないという姿勢を見せてくれましたよ。

0413ピンを外して

優勝はこの人、ジョーダン・スピース。21才のイケメンです
大会記録に並ぶ18アンダー。圧倒的な強さで、4日間一度も首位を譲らない完全優勝です!
1997年にも同じく21才のタイガーウッズが、2位に12打差をつけて優勝しました。当時「18アンダーという大記録は今後絶対に破られないだろう」「今後マスターズは誰が優勝するかではなく、誰が2位になるかを競う大会になるだろう」と言われていたことを、私は今でもハッキリ覚えています。タイガーの再来?新しい時代の幕を開けるニューヒーローの誕生ですね。

0413スピース

ところで今回プレー以外で一番感動したのはバッバ・ワトソンです。前年度の優勝者としてスピースにグリーンジャケットを着せるのは当然の仕事なんですが、それ意外にも私がテレビを観ている範囲で2回登場しています。最初は2日目。マスターズに44回の出場を果たし、引退するベン・クレンショーの18番ホール。そこにグリーンジャケットを着たワトソンが立っていました。大先輩の引退を正装でお見送りしたわけですね。もうひとつは最終日の今日。18番ホールで待ち受けるスピースのご両親にお祝いのあいさつをしている姿が映りました。自分も直前までプレーをしていたわけですし、ライバルとしては悔しい気持ちもあったでしょうか、グリーンジャケットを着てきちんとご家族にお祝いを述べるなんて紳士ですねぇ。ミケルソン同様、われら左利き軍団の誇りです。

さて、この4日間は朝のテレビを独占してしまい、家族には多大なご迷惑をかけてしまいました。スミマセン。皆さんの温かい協力のおかげで今年も感動的なマスターズをライブで見ることができました。次は2016年の4月です。来春も4日間だけ朝のテレビを独占させていただけますよう、よろしくお願いいたします(と今から頼んでおきます・・・笑)

コメント

_ ニーチェ ― 2015年04月15日 06時33分54秒

ありがとうございます。
テレビがない我が家ですので、実況中継みたいな内容はとても楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。

フィルミケルソンの圧巻さはすごかったのですね。
マスターズも長い歴史をたどり、いくつかのドラマを生み出しているあたり、夏の甲子園に似ていますね。
また来年も実況中継よろしくお願いいたします。

_ 釈千手 ― 2015年04月15日 12時47分32秒

ニーチェさんへ
テレビがないのですか?それは素敵な生活ですねぇ。哲学書ばかり読んでいるのでしょうか?
ミケルソン選手も松山選手も本当に頑張っていましたよ。タイガーは調子が戻るまで、もう少し時間がかかりそうです。
いろいろなドラマがあるという点では確かに甲子園に似てますね。着眼点がすごい。

さて、来年の実況中継ですが、申し訳ありませんが無理です。ごめんなさい。
来年はニーチェさんがマスターズに出場しますよね?(笑)その時には私もキャディーとして同行させていただきますので、テレビを見る時間がないと思われます。
では来年を楽しみにしていますね。
コメントをありがとうございました。

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