釈千手の日記帳

今日は毎月開催している手話教室の、今年最後の勉強会でした。

ひとりずつ、この1年を振り返っての話しを手話で発表してもらうことになっていました。

ところが開始のあいさつの時にこの会の代表者が、「私は今日プレゼントを持ってきましたが、2個しかありません。手話での発表が1番良かった人と2番目の人に渡したいと思います。審査は谷先生にお願いします」と言います。

えーっ！？皆さんが頑張って一生懸命発表するのに順番は決められませんよね～。皆さんにとっては楽しいことがもしれませんが、選ぶ私は大変ですね。

全員の発表が終わりました。悩んだのですが、1位は、2年前に大病をしてから放っていた編みかけのセーターを今年は頑張って仕上たというKさんを選ばせていただきました。Kさんはこの会も病気が回復してからまた顔を出してくださった方です。途中で諦めかけたことに再チャレンジして完結させる姿勢に心を打たれたからです。

2位は、「昔、東京オリンピックの時にものすごく胸がときめいたが、今はそのときめきがなくなってしまった。でも4年後に向けて自分が何が出来るのか考え、そしてもう一度ときめきたい」とお話しされたSさんにお渡ししました。世界から来るお客さまのためにどんなボランティアが出来ると考えているというお話しが印象に残りました。

今日はクリスマスイブ。緊張の発表の後は、おいしいケーキを食べながら手話でおしゃべりをしました。皆さん、今日は素晴らしい発表をありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。