男も女もコスプレで踊る ― 2012年03月16日 18時28分29秒

3月16日『男も女もコスプレで踊る』
先日、友人から「今、そごう横浜店でやっている美術展がとっても面白かった」という話を聞きました。今日は、たまたま横浜に行く用事があったので、ついでにその美術展に寄ってきました。
3 「時代不同歌合絵巻断簡」(鎌倉末期)
赤染衛門の第百四十五、六、七番和歌
確か百人一首に出てくる人ですよね?
26 「狭衣物語絵巻断簡」
オシドリは昔からああいう模様だったのだなと感激しました。
29 「清少納言 香炉峰雪図」
美女なのに顔が見えないのが奥ゆかしさですね。
33 「東山四条河原遊楽図屏風」
文楽(人形浄瑠璃)やすもうを楽しむ人たち。当時は食べ物もあまりなかったのでしょうね。力士がみんな痩せています。
34 「加茂社競馬図屏風」
競馬を楽しむ人たちの中にはお坊さんも。馬のレースは、今風に言えばF1サーキットというところでしょうか?
35 「北野社頭図屏風」
北野天満宮には見事な紅白の梅が。今も昔も変わらないですね。花見や流鏑馬(やぶさめ)に興じる人たちが描かれています。
58 「掛蓬莱図」
やっぱり新年のお飾りは昔も今もエビなんですね!
63 「牡丹唐草蒔絵雛道具」
桃の節句、平安時代にはお雛さまはなかったとのこと。男女の人形を飾るようになったのは江戸時代から。それでもひし餅はしっかりあったのですね。
62 「合せ貝」 21 「伊勢物語かるた」
読み札には上の句は書いてありません。そらんじていた(暗記していた)ということでしょうか?
71 「俵鼠図」
今にも動き出しそうなリアルなネズミです。
55 「蝶々踊図屏風」 小沢華獄
今回一番楽しみにしていた絵(屏風絵です)大勢の男女が、我を忘れて舞っている躍動的な構図です。
そしてよく見ると踊っている人たちの中には動物や野菜などの着ぐるみを着ています。まさに現代で言うコスプレではないでしょうか?
仮装している人は左手から、カタツムリ、おたまじゃくし、カエル、さる、カラ傘、燈籠(とうろう)、獅子舞、ダイコン、赤カブ(?)、天狗、カミナリさま(?)、そして三匹の動物(牛?黒ぶち・ブタ?白・猫・茶ブチ)が描かれています。
これは文政2年(1819年)ごろ大阪で始まったチョイチョイ踊りがが、天保10年(1839年)3月から4月にかけて京都で広まったそうです。天保の大飢饉があり、豊作を願って踊られたとのこと。そのわりに踊っている人たちにはあまり悲壮感はなく、むしろ楽しそうな感じでした。
小沢華嶽はもう一点蝶々踊をえがいた作品を残しており、それが大阪歴史博物館に所蔵されているそうです。今度大阪に行ったときにはぜひその絵に会ってきたいと思っています。
「京の遊び・王朝の美-美を愛でる、京を知る-」
京都 細見美術館展 Part1
そごう美術館(そごう横浜店)にて3月20日まで開催
先日、友人から「今、そごう横浜店でやっている美術展がとっても面白かった」という話を聞きました。今日は、たまたま横浜に行く用事があったので、ついでにその美術展に寄ってきました。
3 「時代不同歌合絵巻断簡」(鎌倉末期)
赤染衛門の第百四十五、六、七番和歌
確か百人一首に出てくる人ですよね?
26 「狭衣物語絵巻断簡」
オシドリは昔からああいう模様だったのだなと感激しました。
29 「清少納言 香炉峰雪図」
美女なのに顔が見えないのが奥ゆかしさですね。
33 「東山四条河原遊楽図屏風」
文楽(人形浄瑠璃)やすもうを楽しむ人たち。当時は食べ物もあまりなかったのでしょうね。力士がみんな痩せています。
34 「加茂社競馬図屏風」
競馬を楽しむ人たちの中にはお坊さんも。馬のレースは、今風に言えばF1サーキットというところでしょうか?
35 「北野社頭図屏風」
北野天満宮には見事な紅白の梅が。今も昔も変わらないですね。花見や流鏑馬(やぶさめ)に興じる人たちが描かれています。
58 「掛蓬莱図」
やっぱり新年のお飾りは昔も今もエビなんですね!
63 「牡丹唐草蒔絵雛道具」
桃の節句、平安時代にはお雛さまはなかったとのこと。男女の人形を飾るようになったのは江戸時代から。それでもひし餅はしっかりあったのですね。
62 「合せ貝」 21 「伊勢物語かるた」
読み札には上の句は書いてありません。そらんじていた(暗記していた)ということでしょうか?
71 「俵鼠図」
今にも動き出しそうなリアルなネズミです。
55 「蝶々踊図屏風」 小沢華獄
今回一番楽しみにしていた絵(屏風絵です)大勢の男女が、我を忘れて舞っている躍動的な構図です。
そしてよく見ると踊っている人たちの中には動物や野菜などの着ぐるみを着ています。まさに現代で言うコスプレではないでしょうか?
仮装している人は左手から、カタツムリ、おたまじゃくし、カエル、さる、カラ傘、燈籠(とうろう)、獅子舞、ダイコン、赤カブ(?)、天狗、カミナリさま(?)、そして三匹の動物(牛?黒ぶち・ブタ?白・猫・茶ブチ)が描かれています。
これは文政2年(1819年)ごろ大阪で始まったチョイチョイ踊りがが、天保10年(1839年)3月から4月にかけて京都で広まったそうです。天保の大飢饉があり、豊作を願って踊られたとのこと。そのわりに踊っている人たちにはあまり悲壮感はなく、むしろ楽しそうな感じでした。
小沢華嶽はもう一点蝶々踊をえがいた作品を残しており、それが大阪歴史博物館に所蔵されているそうです。今度大阪に行ったときにはぜひその絵に会ってきたいと思っています。
「京の遊び・王朝の美-美を愛でる、京を知る-」
京都 細見美術館展 Part1
そごう美術館(そごう横浜店)にて3月20日まで開催
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