エヴァン・ハンター著「犬嫌い」2016年01月29日 22時10分22秒

エヴァン・ハンター著「犬嫌い」を読みました。
前回読んだ、「さぁ、凶人になりなさい」同様、気楽に読める短編集です。

0129「犬嫌い」

「小さな小さな欲望」
ひとりの高齢の男性の性的な妄想?私は嫌いではないのですが、最初がこの話しだと他の短編に進みづらくなる人もいるのでは?
「映画スター」
自分は美人でもないし、女優に似ている訳でもないと思っている女性。それでも周囲の人から似ていると言われ続けると・・・
「犬嫌い」
飼い犬と妻があまりにも仲が良いことにヤキモチをやいた夫。ある日、拳銃を持ち犬の散歩に出たのですが、そこで事件が・・・
「モーテル」
二人の男女が毎週火曜日の昼休みにデートを重ねます。お互いの距離がだんだん近づき、そして離れていく様が見事に描写されます。
「真夜中のドアベル」
この話しはよくわからなかったのですが、結局全てはデビット坊やの仕業だったのでしょうか?ちょっとした推理小説のようでした。

エヴァン・ハンター著、嵯峨静江訳、「犬嫌い」ハヤカワミステリ文庫