正面の席で2016年01月27日 21時05分34秒

国立能楽堂で手話狂言を観てきました。
劇団関係の友人にお願いして席を用意していただいたのですが、正面の前から3列目!とっても素晴らしい席で舞台を楽しんできました。Kさんありがとうございました。

0127国立能楽堂

末広がり(すえひろがり)
主人から末広がり(扇)を買ってこいと言われた家来ですが、末広がりとは何なのかわからず困っていると、悪い人に騙されてカサを売りつけられてしまいます。ざれえとは絵のことではなくカサの柄というところが面白いですね。
アトムさんの表情豊かな演技が光りました。
文山賊(ふみやまだら)
ふたりの山賊がちょっとしたことでケンカになり、決闘をすることになります。しかし、こんなふうにして死んでしまえば、妻子はきっと悲しむだろうと思いとどまることとしました。
小泉さんと五十嵐さんというベテラン女優の息がピッタリ合ったところが見どころでしょう。
偶然かもしれませんが、タイトルに小泉さんの「文」と五十嵐さんの「山」がかかっているところはシャレが効いているなと思いました。
骨皮(ほねかわ)
ある寺の住職が隠居して、若い僧に寺を譲ることにしました。住職に「檀家を大切にしなさい」と言われて若い僧はやってみるのですが、なかなかうまくいきません。
江副さんの生き生きとした演技が笑いを誘います。

演者の皆さん、スタッフの皆さん、今日は楽しい手話狂言をありがとうございました。