恩送り2016年01月06日 21時06分19秒

1月4日、月曜日から仕事が始まっている人が多いことと思いますが、私は今日6日が仕事始めでした。朝電車に乗ると超満員ということではありません。たぶんまだ中学校や高校が始まっていないので学生が少ないせいかもしれません。

0106大学

大学の授業である学生が「ホームで電車をぼーっと待っていて、反対側に電車が来たことに気が付かなかった。するとひとりのおばあさんが親切に教えてくれた。でもあの時自分はきちんとその人にお礼が言えただろうか?」という話しでした。
私が、相手が既に他界していたり、もう二度と会う機会がない人の場合、お世話になったご恩は本人に直接返せなくても、その代わり他人に返すことができる、それを「恩送り」と言いますという話しをしました。
すると授業後の感想カードには、

「恩送りということばを初めて聞きました」
「恩送りの話しが一番印象に残りました」
「世の中の全ての人が恩を誰かに遅れたら、世界はもっと幸せになれると思います」
など、このことに関するコメントが多くありました。
確かに「恩送り」ということばも考え方も、今の世の中からだんだんと忘れられしまっているのかもしれませんね・・・。