恩送り2016年01月06日 21時06分19秒

1月4日、月曜日から仕事が始まっている人が多いことと思いますが、私は今日6日が仕事始めでした。朝電車に乗ると超満員ということではありません。たぶんまだ中学校や高校が始まっていないので学生が少ないせいかもしれません。

0106大学

大学の授業である学生が「ホームで電車をぼーっと待っていて、反対側に電車が来たことに気が付かなかった。するとひとりのおばあさんが親切に教えてくれた。でもあの時自分はきちんとその人にお礼が言えただろうか?」という話しでした。
私が、相手が既に他界していたり、もう二度と会う機会がない人の場合、お世話になったご恩は本人に直接返せなくても、その代わり他人に返すことができる、それを「恩送り」と言いますという話しをしました。
すると授業後の感想カードには、

「恩送りということばを初めて聞きました」
「恩送りの話しが一番印象に残りました」
「世の中の全ての人が恩を誰かに遅れたら、世界はもっと幸せになれると思います」
など、このことに関するコメントが多くありました。
確かに「恩送り」ということばも考え方も、今の世の中からだんだんと忘れられしまっているのかもしれませんね・・・。

コメント

_ 埼玉在住、アリーナ・佐藤 ― 2016年01月20日 09時37分56秒

ハーレイ・ジョエル・オスメント主演の映画『ペイ・フォワード(可能の王国)』を思い出して、レンタル店へ。
数年振りに、泣きました。
こんなに深い話だったんだな、と改めて考えさせられました。
「一人の人が恩を受けたら他の三人に良い行いをする。その三人は、また別の三人に。そしたら、世界を変えられる」一人の少年が社会科の課題に取り組む話。

_ 釈千手 ― 2016年01月20日 13時16分07秒

アリーナ佐藤さんへ
「ペイ・フォワード」、私も大好きな作品です。ときどき学生たちにも話をするんですよ。

最近、世間のニュースでは残念なものばかりで、人に対する信頼が薄れてしまいそうになります。「理想主義!」と言われてしまうかもしれませんが、映画の考え方が、実社会において一人でも多くの人に実践されたら素晴らしいですよね。

私もこの映画を久しぶりに見たくなりました。コメントをありがとうございました。

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