お客さまもご一緒に(笑)2015年04月06日 08時35分54秒

3月31日 巣鴨獅子座
「たぬき」立川吉笑(きっしょう)
マクラは立川流ならではの苦労話。「お前も食べろはワナ?」「エビはないな」に大爆笑。長髪と体をゆらゆらとくねらせながらの熱演。会場を暖めていましたよ。
「那須与一・扇の的」宝井琴柑(きんかん)
釈台は私物を持ちこんだそうです。「あの的を射ろ」と言われたのは十一番目の息子、与一。一方舟の上で扇を持つのは千人の美女の中から選ばれた美しい姫です。
「極道の面接?」柳家かゑる
マクラのギョウザの話しはくだらなすぎて大爆笑!ネタに入ると一転してドスがきいています。確かに小指がないと好きな人と赤い糸で結ばれにくいですね。

4月1日 神田連雀亭
「真田小僧」春雨や風子
ステッキは白杖、ダブルは白衣でしたか。最後まで青い羽織を脱ぎませんでしたが、忘れた?それとも寒かったのでしょうか。すきなことばは「あのばあいはしょうがなかった」←ステキです。
「理想の物件」古今亭志ん八
唯一の友人、さん若さんと水族館へいった話はうけました。誰かに似ていると思ったらパーカー?それとも私の友人の志賀君?物件探しにも大・中・小あるとは! 
「勘定板」春風亭昇也
師匠の昇太さんが結婚!?エイプリルフールでした。芸術協会所属だと鈴本には近づけませんね。江戸の勘定板には車輪が付いている!ネタは一番面白かったです。

ところでこの日は面白いことがありました。連雀亭や鈴本早朝寄席などでは終演後、出演者がその日のネタを書いた香盤を持って客の送り出しをしています。黙って写真を撮るのは失礼なので私はいつも一声かけてるように心がけています。この日も「お写真良いですか?」と訊くと香盤を持っていた風子さんが「お客さまもご一緒にどうですか?」とニッコリ微笑みます。えっ!ご一緒に???あっ、もしかして自分の写真を撮っても良い?と訊かれたのだと誤解されたようです。ということで思いがけずうれしいツーショット写真となりましたよ!

0401春雨や風子

4月5日 朝練講談会
「沢庵禅師の虎拝領」田辺いちか
初の朝練、初の30分という場に立ち会えたことがうれしいですね。ど文系だったから「朝練」ということばに憧れていたといういちかさん、初々しい。禅の世界では虎を怒らせた柳生宗矩を「主客対立」、沢庵和尚を「者客融合」と言うそうです。
「青葉の笛」田辺いちか
熊谷直実が首を切ろうとした平敦盛は、自分の息子ほどの年齢の美少年。人生の無常を感じた直実はその後出家して蓮生と名乗ります。青葉の笛は歌でも有名ですね。
「浪花侠客伝 違袖の音吉」神田松之丞
マクラでのみのりさんいじり。妹弟子を可愛がっている証拠です。「日本講談協会から美が失われている」と毒を吐いていました(笑)。「生まれてすぐに死ぬ赤ん坊もいる、今まで生きてきただけで丸儲け」「運のいい野郎の匂いがする」はツボですね。
「天明白浪伝 金棒お鉄」神田松之丞
この日はいちかさんが二席やったので私もと、もう一席。「25分ぐらいのネタをやります」と言った瞬間、客席は喜びと焦りの混じった空気が流れました(笑)。それにしても松之丞さん人気はすごい、この日の朝練は満員でしたよ。

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