体験してみないとわからないことも2017年03月16日 22時42分05秒

今日は来週の入院に向けて検査を受けてきました。
心臓のCT検査です。これは心臓の血管に詰まっているところはないか、血栓(血のかたまり)ができていないかを調べるためのものです。

検査の時に右腕に造影剤を注射しました。するとまず右腕がカッと熱くなり、続いてそれが頭→お尻(肛門)→左腕と移動します。血液ってこんなに早く体内を流れているのだなということがよくわかりました。(普段自分の体の中を血液がどのくらいの速さでまわっているかを感じることはありませんからね。)

検査終了後診察があり、その事を医師に訊いてみました。すると「さぁ、私はこの検査を受けたことがないのでよくわかりませんが普通血液は右腕→右脳→左脳→左腕→お尻→足と流れていきます。ただ、左脳から左腕に流れる時に同時に下半身にもいきますから、そっちを先に感じたのかもしれませんね。」と言います。その先生は20代後半ぐらいの若い女性でした。確かにいくら心臓の外科医だと言っても、あの感覚は実際に体験してみないとわからないものでしょうね。

0316CT検査

造影剤自体は体温ぐらいなので熱くはないけれど、粘性(粘りけ)があるので血管内を通る時に摩擦熱を生じて熱くなると言われていますとの説明でした。
帰宅してネットで調べてみたら、

・造影剤は体温より2度高い38度にする
・熱くなるのは血管の内と外で生じる浸透圧によるもの
と書いてある記事もありました。

いずれにしても、不思議な体験です。(実は9年前にこの検査を受けた時にも同じことを感じました)
健康な皆さんは心臓のCT検査を受けることはないと思いますが、今こうしている瞬間にもあなたの体の中を血液はものすごいスピードでまわっているのですよ(笑)。

それにしてもたった20分ぐらいの検査で1万3000円も費用がかかるなんて医療費は高いですねぇ。