あれ!二人ですか(笑)?2017年03月25日 22時04分05秒

3月はあちこち船やヨットに乗りに行ったり、娘たちの卒業式があったり、そして何よりも自分の入院があったりと忙しい月でした。
今月聴いた落語の話を書いていなかった(たぶん?)ので、今日まとめて書き記しておきます。ただ少し時間が経ってしまったので記憶違いがあってもお許しくださいね。

3月3日連雀亭ワンコイン寄席
<31>「お見立て」柳家吉緑
最初に吉緑さんから「実は今日は出演者が3人の予定なのですが、一人まだ来ていません。11時半と言えば皆さんにとってはお昼でしょうが、夜働いている僕たちにとっては朝の5時くらいの感覚です。本人のケータイに電話しても出ないしきっと寝ているのでしょう。皆さん寛大にお許しください。寄席とはそういう緩~いところなのです。」と話がありました。もちろん寄席に来る客はそんなことに腹を立てたり「金返せ!」なんて言う輩は一人もいませんね。
<32>「千葉棒鱈」三遊亭美るく
という訳でいつもは20分×3人なのですが、今日は30分×2人でした。美るくさんの棒鱈は古典落語を千葉県バージョンにアレンジしたものでしょうかね?こういうのも新作というのかな。

0303ワンコイン寄席

3月5日(日)お江戸日本橋亭朝練講談会
<33>「三方原の合戦 湯水の行水」田辺いちか
こちら側まで行水の水を浴びているようで寒くなりました(笑)!
<34>「寛永宮本武蔵傳 狼退治」神田みのり
私は今までこの話を聞いていて、どうやって一人だけで籠を担ぐのかずっと疑問に思っていましたが、今日その謎が解けて良かったです(笑)。
<35>「左甚五郎傳 陽明門の間違い」神田愛山
この話は実話でしょうか?イヤ講談ですから作り話なんでしょうが、よくできた話ですね。とても感動しました。

終演後、会場の前に愛山先生のものとおぼしきベンツが一台停まっていて、付き人が立って待っていました。それがすごい色なんです。「何色?」と聞かれてもピッタリの日本語が見当たりません。今までこんな個性的な色のベンツを見たことはありませんから、恐らくドイツ本社へ特別オーダーして塗ったんでしょうね。
前座勉強会に愛山先生が来てくださるだけでもありがたいことですが、こんな素晴らしい色のベンツを拝めるなんて嬉しいですねぇ!(もし、他の人、例えば長谷の社長さんとかのものでしたらスミマセンm(__)m)

0326バリアフリー寄席

3月12日(日)蓮沼しろうと寄席
最後に、私の友人が大森でやっている寄席に行ってきました。ここは耳の不自由な人のために話を字幕で出すバリアフリー活動もやっているのですが、今回は聴覚障がい者の方はいらっしゃらなかったので、通常の形式で行われました。
<36>「牛ほめ」吾妻亭ゆ太郎
与太郎愛が伝わってきますね。小遣いの相場には笑いました。本物の落語家さんみたいなオーラが出ていました。
<37>「ちりとてちん」こがね家喜ん遊
笑顔と柔らかい口調に魅了されました。「これからやろうとしていることは?」「だいたいわかります」には吹き出しました!
<38>「死神」仲見世亭こう教
この噺は何パターンかあると思いますが、トリにふさわしくきれいなオチでした。お疲れさまでした、マクラも楽しかったです。

吉緑さん、美るくさん、みのりさん、いちかさん、愛山先生、ゆ太郎さん、喜ん遊さん、こう教さん、楽しいお話をありがとうございました。