手賀沼のほとりを歩く2010年03月05日 15時34分55秒

千葉県我孫子市に来ています。難聴者協会の手話の勉強会に参加しました。今日のテーマは、「食べ物」。いろいろな食材や料理の表現を練習しました。
「昨日の夜は何を食べましたか?」という話題になったときのこと。「手巻き寿司」、「とり肉」、「野菜炒め」などいろいろな答えが返ってきました。ひとりの男性は「前の日の残り物」と答えてくれました。その時私は分からなかったのですが、後で、その男性はさっき「手巻き寿司」と答えた人のご主人だと教えてもらいました。「エー!○○さん、自分はお寿司を食べて、ご主人には残り物を出したの?」と冗談交じりで話は盛り上がりました。

私の著書も予約販売させていただきました。事前に購入者のお名前と私のサインを書いておいたのですが、手違いで、ある人の本に全く別の人の名前を書いてしまいました。本は回収して後日新しい本をお渡ししようと思ったら、その人が「後ろのページに自分宛のサインを書いてもらえればそれで良いですよ」と言ってくださいました。とっても心の広い人ですね!というのも、お金はともかくとして、サイン間違いの本は(本の中身は変わらなくとも)本としての命は終わってしまいます。でもその人のように、「それでも構わない」と思ってくだされば、再び一冊の本としての命がよみがえるのですから。物を大切にされる方ですよね。本当にすみません、そしてありがとうございました。

さて、勉強会、その後のお食事会も済み、安孫子の駅前まで来ました。しかし、今日は初夏を思わせるような暖かい陽気、このまま東京に帰るのはもったいないですね。時計を見るとまだ1時半です。
近くの手賀沼まで足を伸ばすことにしました。途中にあった八坂神社にお参りをして沼に向かいました。駅からは徒歩で15分ぐらいでしょうか?
細長い沼のほとりは遊歩道になっています。途中に見事な藤棚もあり、また桜の枝が両側から遊歩道を囲んでいます。満開になったらさぞかしきれいなことでしょうね。
手賀沼遊歩道
犬と散歩している人、赤ちゃんを連れたお母さん、手をつないだカップル、スケッチをしている人、ウォーキングをしている人・・・。
水浴びをしている水鳥の中にオオバンを見つけました。これは全身が黒色で、くちばしとその少し上の部分だけが白色という、なかなかカッコイイ水鳥なんですよ。
地図で見たら、あちこちに○○古墳公園というのがたくさんありました。この辺りには昔から古墳が多くあったのでしょうか?全く知りませんでした。
「あっ先生!」と前から来た人に声をかけられました。今日の勉強会に参加してくださった人でした。その人は手賀沼が、特にこの遊歩道が大好きで、3年ほど前にこの近くに家を購入して引っ越してきたのだそうです。「この大橋を渡った先に温泉施設があり、これから足湯につかりに行くところです」と話してくださいました。足湯!?2時間位歩いた後で私も行きたかったのですが、それはまた次回のお楽しみにとっておくことにして、その人と別れました。
思いがけず手賀沼の豊かな自然に触れ、体も心もリフレッシュすることができました!T先生、我孫子の皆さん今日はありがとうございました。