釈千手の日記帳

手話講座が終わるといつも、建物の最上階にある喫茶ルームで1時間ぐらいおしゃべりをします。あちこちでいろいろな話に花が咲きます。

<切除>
「・・・そしたら次は検査で乳腺のガンが見つかりました。しかもかなりあちこちに転移してしまっています。夏におっぱいを2つ切除したのですが・・・」
私はAさんの話にことばを失ってしまいました。すると彼女は「まだおっぱいが6つ残っていて、それにもガンが転移しているのです・・・」と言います。えっ!あと6つ残っている???あっ、これはご自身の話ではなくて買っている犬の話でしたか!

<命>
Bさんのお話。「私の息子なんですけど、今、13才なので、来年死ぬんじゃないかととっても心配しているのです・・・」私はドキっとしました。もしかしたら息子さんは何かの難病を患っているのでしょうか?Bさんは、「最初の子も14歳で死んでいるので」えっ?全く知りませんでした。「犬の寿命は短いことはわかっているのですけどね・・・」あっ、息子っていうのは犬のことでしたか!

<婚活>
「そろそろうちの子に良い結婚相手がいないかとインターネットで探してみたら、静岡県にいい子がいるとのこと。それで私はわざわざ静岡まで会いに行ったのですよ」とCさんが言いました。えっ、親が婚活ですか!でも当の本人はどう思っているのでしょうか?「ところが血統書で5代さかのぼってみたらピッタリ一致してしまって。親戚関係にあるとわかって結婚はやめにしました」うちの子っていうのは犬のことだったのですね。

でもその犬は足先が白い黒のコーギーで、日本ではとっても珍しい犬なのだそうですよ。